「沢田ちゃん」


「・・・・・・」

「沢田ちゃんってば、」



「・・・・・・・・・・・・・。」




「元気ないよー沢田ちゃん」



「・・・・・・ロンシャンも、なんかおとなしいじゃんか、いつもより」

「沢田ちゃんが落ちこんでるからだよ」








「何かあった?」




顔を覗き込んで問い掛けた。
表情のついでに胸の内まで覗き込めないか、なんて考えながら。



「別に、何も」
「嘘」
「なんでもないよ! お前には関係ない」





塞ぎこんでしまった。あらら。
背中あわせにしゃがみ込んで、背中を彼のそれに凭せて。




「・・・・・、あんさ、」

「・・・・・・・・・・・・・・」



「オレ、沢田ちゃんの困らせ係なのね、」




「は?」






「だから、沢田ちゃんが困った顔していいの、オレが困らせた時だけだから」



「な・・・・意味わかんねー」


「じゃあ、」

すっと立ち上がって、その場を去った。
キョトン顔の彼を置いて。

顔見たかったけど、そこはまあ、ガマン。





それにしても、










「・・・・困らせ係はねーよなぁ」




fin


ロンツナです  前代未聞のロンツナです
え、ロンシャンって?奴の喋りはくせがありすぎます。文字書き泣かせだとおもう


2005.9.6. up