「好きですよ。その顔。」


事を終えた後に奴がそう呟き笑う癖。
その台詞に、僕が返す言葉も変わらない。


「あ、そう……」
「媚びてるくせに強い目で。ねぇ?」
体の奥から異物が抜き出される感覚。思わず微かな喘ぎが洩れる。

「…僕は君が嫌いだよ」
「嫌いなのに抱かれにくるんですか?ヒバリは」
「………」
「…淫乱が。」


淫乱。言い捨てて骸はまた笑う。


きつく罵られたり蕩けるような声で名前を呼ばれたり。それだけで体の芯がぐずぐずと崩れ落ちていく。考えることを放棄した頭に浮かぶのは、何度でもこの男に抱かれたい。それだけだった。




「君の事は嫌いで嫌いで反吐が出そう。…でもね」
「でも?」


「セックスは好きだから抱かれてあげる」


そんな呟きを零した僕は、どんな顔をしていただろうか。

今はただ、彼から与えられる熱に溺れたい。





9月22日にメモに書いたもの。
なんかこの頃2日おきぐらいになんか書いてたなぁ(笑)
むくひばに目覚めはじめたのも多分このころです

20051019UP