「…と言うわけで、思いッきり殴られて帰ってきたんスよ」
そう締めくくった獄寺の左の頬は手の平型に赤く腫れていた。
「うわぁ…」
「容赦ねーな、ランボのやつ」

獄寺の話はこうだ。
久しぶりにランボと二人で喫茶店に入ったはいいが、ランボが「ハヤトはウェイトレスのお姉さんのおしりばっかり見てる」などと言ってきたらしい。それに対してあれやこれや言い訳をしているうちに(実際は自分に非はなくランボの言い掛かりだ、と獄寺は再三主張したが)、ランボは獄寺の頬を力いっぱい張って店を出ていった…そうだ。

「なんつーか…なぁ?」
「痴話喧嘩っていうか、何ていうか」
話を聞いたツナも山本も、苦笑するしかなかった。

「嫉妬深いのか何だか知りませんけど俺は殴られ損ですよ!」
「でもさ、獄寺君?」
一呼吸置いて、ツナが言った。
「“嫉妬”って云うと聞こえは悪いけど“ヤキモチ”だったらかわいく思えないかな?」

「どこがかわいいんですかあんなアホ牛野郎ー!!」


叫んだ瞬間、ランボがどこかでくしゃみをしていたのを獄寺は知らない。










新年はじめは獄ランでっす!ごくらんだいすき!!
20060122UP